高校2年生・3年生の予備校で教える勉強法【江戸塾】

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高校2年生・3年生の予備校で教える勉強法【江戸塾】

2024/02/03

高校2年生・高校3年生の大学受験学習法

新高校2年生・新高校3年生向け
来年度の学習にむけた勉強法について

こんにちは!江戸塾講師の杉田です。大阪大学工学部に所属しています。
今回は2022年、新年を迎えましたので次年度に向けて学習の準備を進める高校生のみなさんにむけて学習・勉強法のアドバイスをさせていただきたいと思いますenlightened

 

・新高校3年生

受験まで残り1年と迫るなかで今必要なことは基礎を完璧にすることです。大学や専門学校の入試問題のほとんどは基礎的標準的な問題です。
難しい問題を解くことに躍起になってしまい、基礎的な知識が抜け落ちていることはよくあることです。
逆に基礎基本の問題がしっかりと解けていれば合格点に十分達成でき、応用問題をといて本番での余裕をもつことが出来ます。


今はその余裕をもつために、学校や塾で扱っている基礎的な問題集で十分ですので、すみずみまでやりこむようにしてください。
目標は数学や理科なら問題をみて解法や立式がすぐに頭に浮かぶレベルに、英語なら文法問題集で問題を見て百発百中ですぐに答えを出せるレベルです。
簡単なことではないですが、このレベルに到達するのが早ければ早いほど受験期の学習効率があがり、その結果、志望校合格が近づきます。


これは、数学や英語の学習に限ったことではなく、現代文、古文、漢文、日本史、世界史、倫理、政経、(倫政)、現社、物理、化学、生物、地学、など全ての科目に通じることです。
まずは春の3月までこの方法で学習に取り組み、他の受験生に圧倒的な差をつけましょう!!


もう一つ、皆さんにしっかりと取り組んでいただきたい勉強法は時間を意識せずに問題に取り組むことです。
勉強に効率的に取り組む上では時間を意識して問題を解いたほうがいいように思うかもしれません。
しかしながら、見たことない問題を自分の力で解く力というのはそう簡単に身につくことはないです。
先ほど入試問題は大木が起訴標準レベルの問題だと述べましたが、未知の応用問題を解ければさらに合格を確信できるようになります。
そのような難しい問題を解く力をつけるためにはわからない問題を、時間をかけてでも自分の力で解き切ることが必要です。
今はまだ受験直前期に比べると余裕があります。
そこで、時間制限を考えずに、様々な種類の問題を自分の力で解けるところまで解くということに取り組んでみましょう。
自分が今まで勉強した内容をどう活かせばよいのかを試行錯誤しながら解いていきます。
数学の応用問題はもちろん、英文解釈・英文法など、様々な問題に取り組んでいきましょう。


以上紹介した二つの勉強法を積極的に取り入れて高校3年生になるまでに基礎知識を身に着け、標準・応用問題を解けるような下地を作ることができれば、受験勉強はかなり効率よく進められます。
効率が上がれば、確かな学力向上につながりみごと、第一志望校に合格することができます。
今一度、高校2年生のうちに身に着けてほしい知識を確認して勉強に取り組んでください。


・新高校2年生

まだまだ高校に入学してから1年もたたず、大学受験や専門学校受験なんて遠い未来の話、、、そんな風に思っているとすぐに周りのライバルから離されていきます。
というのも、2025年度入試から共通テストなどの受験制度がより多く変わります。
皆さんはその1年前の2024年度入試を受けることになるのですが、ここで「結局一年前だから今と変わらないじゃん。」と思ってはいけません。昨年度入試より導入された共通テストは、名目上は21年度入試から変わるとなっていたものの、その前年度や前々年度から出題される問題に旧センター試験では見られなかったような新傾向のものが出されるようになりました。
つまり前もって教育事業の変化に合わせて準備をしていないと、しっかりと準備をしている他の生徒、ライバルたちに差をつけられてしまいます。


では高校1年生である皆さんが今すべきことはどんな学習なのかというと、ひとことでいえば「圧倒的な基礎力」です。今までの話の流れから「え、基礎?応用問題や発展問題を解くことが重要でしょ?!」と思った人もいるかもしれませんがそれは違います。

基礎こそがなによりも重要なのです。
特に高校1年生から2年生に進級するこの時期はまだ学校の授業もほとんど高校内容は終わっていません。
この時期にいたずらに応用問題や発展問題に手を出すのは単純な知識不足で解けないこともあります。
また、応用問題や発展問題というのは基本的に複数の基礎知識の組み合わせから作られています。
圧倒的な基礎力があれば新傾向の問題でも持っている力を総動員してしっかりと出された問題を解くことができます。
偏った応用力だと少し問題の出し方を変えられただけで問題に対抗できなくなります。
小手先だけのテクニックではなく、もっと学問の根底にある力を持たなければいけないのです。


では具体的に圧倒的な基礎力とはどんなことを言うのか紹介します。

まず、英語の場合一般的な高校では文法が2年時まで、進学校だと1年時までに終了します。
学校で習った範囲までで十分ですので使っている文法書をもう一度自分で読み、付属の問題集(なければ文法書本体にあるチェック問題など)を完璧に解けるように学習してください。
さらに、Next StageVintageなどの網羅型文法問題集を使って抜けのない文法力を身につけましょう。
また、英単語は目安として中学までに覚えた単語(一般的には
1000語強)に加えて1000語は覚えてほしいと思います。

単語の覚え方は何でも構いませんし、何か一つのやり方にこだわるのではなくいろいろな方法を用いて覚えるようにしましょう。
長文読解も、長くて難解な文章をいくつも解くのではなく、簡単でそこまで長くない英文を暗記するレベルまで暗唱したり、読み込んだりしましょう。
こうすることにより、高校2年時までに持っておいてほしい英語力を身に着けることができます。


同様に数学なら、まずは教科書の例題とその練習問題をやりこみましょう。
そしてその問題が解けるようになれば章末問題を解きます。
教科書レベルですらすらと解答をかけるようになれば十分な力がついていると思います。


その他の強化についてもまず教科書レベルの語句や理論に漏れがないか確認し、基礎力を積み上げていきましょう!!!
日々の生活を楽しみながら学習をしっかり続けて言ってくださいyes