「現代文キーワード学習」について【江戸塾】
2024/12/11
現代文頻出単語「イデオロギー」について学習しよう!【江戸塾】
江戸塾の江戸優一です
今回は、語彙力を高めるための「現代文キーワード学習」について解説していきます📚✨
論説文や小説文、そして小論文への理解を深めるためには、キーワードの意味をしっかりと掴むことが非常に重要です🔑💡
1つひとつのキーワードを理解し、それを自分のものにすることで、表現力や理解力が格段にアップします📈
豊かな語彙を身につけ、国語力の向上を図りましょう🌟
今回は「アイデンティティ」という単語についてです!
アイデンティティとは、「自分が自分であることを理解する根拠、基盤」という意味です。
つまり、「自分が自分と一致する」ということですね✨
他の言い方では、「自己同一性」「自我同一性」「自己の存在証明」というものもあります💡
加えて、「自分と他者との違いを理解する」というニュアンスもありますが、この場合は「個性」「独自性」「固有性」という言い換えができます。
人に対してはもちろん、物に対しても使うことができる言葉です。
例えば、「日本文化のアイデンティティ」という表現があったとします。これは、「アメリカやヨーロッパとは違った、日本独自の文化」という意味だと捉えることができます。
では、もしこの「アイデンティティ」が確立されていないとどうなるのでしょうか?
日本の現代社会は、「皆と同じことをして安心感を得る文化」だと言えます。
逆に考えると、個性が突出しているとおかしい人・おかしいものなのではないか、と思われてしまう文化です。
そのような社会の中で、「アイデンティティ」を持っていなければ、自分自身に「主軸」がないため、周囲に流される「受動的」な生き方になってしまいます。
一方、「アイデンティティ」が確立されていると、主体性を持って積極的にいきていくことができるようになります。
だからこそ、「アイデンティティ」を持つのはよいことだとされているのです。
それでは、この「アイデンティティ」はどのように獲得すればよいのでしょう?
一番は「帰属意識を持つ」ことです。
「帰属意識」とは、「自分がある集団や組織に属しているという意識」のことです。
これを持つことで、必然的に「アイデンティティ」を感じられるようになります。
一番身近な「帰属意識」は「家族」ですね。
○○家の父親である、長男である、次女である、といったことを意識するということです。
これは、「自分は他者とは違う」という根拠の1つとなります。
同じように、学校に行けば○年○組の学級委員長である、とか○○部の部長である、といった帰属意識を見出すことができます。
大人になってからも同じです。
この、「帰属意識」の積み重ねによって、「アイデンティティ」は徐々に形成されていくのです。
現代文の問題で「アイデンティティ」という言葉が出てきたら、「帰属意識」を連想できるようにしておきましょう。
さらに、この「アイデンティティ」という単語は、「パーソナリティ」という他の英単語ともリンクしています。
「パーソナリティ」も「アイデンティティ」と同じように「個性」などと訳されることが多いですが、「パーソナリティ」はどちらかというと「アイデンティティ」が社会の中で揉まれていくことによって形成される心理的側面という意味合いが強いです。
もっと簡単に言えば、「パーソナリティ」とは性格面の個性、ということになります。
現代文の中では、この、「大衆文化」「日本文化」というテーマがよく登場します。
そのため、「アイデンティティ」は、必須で覚えておかなければならない単語になります。
この単語を理解できずに現代文が解けるようにはなりません。
このブログ記事や以下のYouTube動画で、日常生活で使えるくらいにまで「アイデンティティ」という単語の理解を深めていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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