中学受験に備えよう【江戸塾】
2024/02/20
こんにちは!
江戸塾講師の伊藤美影です!
今回は、中学受験を考えている小学生の方やその親御さんに向けて、中学受験のための準備についてお伝えしていきたいと思います!
まず初めに、中学受験をする上での心構えをお伝えします!
中学受験をする中で最も大事になってくるのは、保護者の方の精神面のサポートです。
中学受験はお子さんだけの戦いではありません。保護者の方の不安はお子さんに必ず伝染します。そこで今回は、保護者の方に実践して欲しいメンタルケアをご紹介します。
1.十分な睡眠をとる
人間は睡眠不足が続くと、些細なことに対してもイライラしてしまいます。必要となる具体的な睡眠時間は人によって異なるものの、だいたい7時間睡眠を目指すとよいでしょう。「就寝の3時間前までに、夕食を済ませておく」「38度位の、ぬるめの湯船に入る」「適度な運動を取り入れる」などを取り入れると、良質な睡眠に繋がります。
2.自分一人だけの時間をつくる
子どもや中学受験のことから離れて、時には自分一人だけの時間を作ることも大切です。いつも受験勉強のことばかり考えていては、気持ちに余裕がなくなってしまいます。「散歩する」「カフェへ行って、本を読みながらコーヒーを飲む」「自宅でゆっくり、自分の好きな音楽を聴く」など、できる範囲で自分だけでの時間を設けてみましょう。
3.自分で対処できないことは悩まない
子どもが中学受験をすると、保護者の方は多くのことで頭を抱えるかもしれません。具体的な悩みや不安を感じる内容は様々ですが、中には悩んでも解決できないこともあるはずです。たとえば、「不合格になったらどうしよう」と思っても、どうにもなりません。自分で対処できないことは、悩まないように努めてみましょう。あえて考えないようにすることで、心がグッと軽くなるはずです。
4.学校の先生や塾の講師に相談する
自分一人では悩みや不安を解消できない場合、学校の先生や塾の講師に相談する方法があります。客観的な立場からアドバイスをもらうことで、解決につながるヒントとなるかもしれません。特に塾の講師は中学受験の指導経験が豊富で、これまでにも同じような悩みをもっている家庭と多く関わってきています。
*江戸塾もその1つです!遠慮なく、お気軽にご相談ください!
このようなメンタルケアを実践しながら、お子さんと一緒に目標を考えたり、学習環境を整えたり、子どもの体調管理・メンタルケアを行ってあげてください。それだけでもお子さんの精神面の負担は軽減され、勉強だけに集中できるようになると思います。
次に、中学受験に必須となってくる科目についてお伝えします!まず、基本として中学受験には2科目入試と4科目入試を取り入れる学校が多くあります。そこで、今回は2科目入試と4科目入試の内容について紹介します。
1.2科目入試
午後入試に多いのが、2科目入試です。2科目入試は、国語・算数が基本ですが、学校によっては国語・算数・理科・社会の中から、自分で2科目を選択できることもあります。近年増えている午後入試では、2科目入試を実施する傾向が高くなっています。午後入試とは名前の通り、午後に行われる試験のことを指します。午後入試を活用することで、1日に2校の受験を実施することも可能になります。
2.4科目入試
中学受験の中で最も多い、受験方法です。この4科目入試では、国語・算数・理科・社会の4科目が基本となり、多くの学校が採用しています。ただし、その配点については学校ごとに特徴があり、4科目を均等に配点するケースと、特定の科目の配点を高くする傾斜の配点をするケースがあります。傾斜の配点の場合、一般的には国語と算数の配点を高くする学校が多いため、理科・社会よりも国語・算数が得意な方に有利だと言えます。
最後に、中学受験のための勉強方法をお伝えします!
ここでは、科目別の勉強方法と学年別の勉強方法に分けてお教えします。
1.科目別の勉強方法
(国語)
国語には、文章に書かれた情報を正しく読み取る読解力と、その情報を整理して文章に表す表現力が求められます。この力を伸ばさずに、感覚で問題を解いてしまう人は成績を上げるのが難しいかもしれません。点数を上げるには読解力と表現力をのばすことを目指して、とにかく多くの問題を解きましょう。多くの文章に触れ、問題に慣れておくことで、文章の要点を正確に読み取る力と、自分の考えを文字にする力が身につきます。
(算数)
算数には、問題文を正確に読み解き、すばやく答えを導き出す瞬発力が求められます。その力を養っていくためには、基礎となる計算力を身につけた上で、それぞれの問題で必要とする解き方を網羅しなければいけません。そのため、まずは基礎的な問題をすばやく確実に解いていくための訓練をしましょう。
(理科)
理科は、いくつかの分野から成り立っている科目です。しかし、受験する学校によっては全分野からまんべんなく出題されるケースと、分野を絞って出題されるケースがあります。点数を上げるためには苦手分野をなくし、どのケースにも対応できるように対策を取らなければいけませんが、意外と見落としがちなのは計算問題です。理科の計算力への対応はぜひ身につけておきたい力です。受験に向けては、まず1冊の問題集をやりきることをおすすめします。様々な問題に触れることで、自然と苦手な分野も見えてくるはずです。1つの問題集を解き終えて基礎知識を身につけたら、苦手な問題の復習を繰り返してみましょう。
(社会)
社会は、地理・歴史・公民の3分野に分けられています。中学受験では、1つの分野に特化した問題が出されるだけでなく、複数分野に関連した問題が出題される傾向にあるため、個々の分野の関連性を意識して知識を深めていきましょう。歴史の勉強をする際には「これは日本のどこで起こったことだろう」と地理のことも意識しつつ進めることをおすすめします。分野に関連性を持たせていくことで、より深い理解を期待できるでしょう。
2.学年別の勉強方法
(低学年)
本格的な受験勉強に入る前の段階である低学年の子どもは、五感を使って学ぶことが、後々の学習に活きてきます。そのため、旅行や実験などの体を使った学びにおいては、座学が中心の学校や塾ではなく、ご家庭でたくさんの経験をするのもいいでしょう。低学年のうちから受験勉強を意識して無理に取り組む必要はないので、保護者の方と子どもが一緒になって、興味の赴くままに楽しんでください。買い物や料理でも、楽しんで学ぶことが土台になり、子ども自身にとっても大きな財産になります。低学年のうちは親子で学ぶ時間を大事にしましょう。中学受験の準備としては、初めから難しい勉強に取り組むのではなく、論理的思考パズルや特定の言葉を使ってゲーム感覚で作文を書くような、子どもが楽しくてずっと続けたいと思える勉強を中心に取り組んでいきましょう。
(4年生)
4年生になると、本格的に中学受験を見据えて塾へ通う方も増えていくと思います。塾以外にも習い事をしている子どもは確実に負担が増えることになりますので、ご家庭でもしっかりサポートしてあげましょう。
(5年生)
5年生になると授業も一気に難しくなるだけでなく、塾の授業も増えて受験に向けて本格的になるでしょう。子どもも多感な時期ですので、あくまで自主的に中学受験に向き合えるようフォローすることが大切です。志望校のオープンキャンパスに足を運ぶなどして、子どもが通いたいと思える学校を見つけることもモチベーション向上に繋がります。
(6年生)
6年生になると本格的に受験生として勉強に本腰をいれる子どもも多くなると思いますが、正しくポイントを抑えておけば学力もまだまだ上がる余地がありますので、しっかりチェックしておきましょう。
ここまで、中学受験を考えている小学生の方やその親御さんに向けて、中学受験のための準備についてお伝えしてきました。この情報が中学受験を考えている方々のお役に少しでもたてると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!