共通テストで役立つ英語学習法【江戸塾】
2024/02/29
共通テスト対策の英語学習4選!!
過去問を利用した英語の勉強方法
こんにちは
今回は過去問、特にセンター試験の過去問を利用した共通テスト英語学習法をお伝えしていこうと思います。
共通テストを受験しようと考えている高校1年生、高校2年生、高校3年生の皆さん!!
英語の基礎をしっかり構築して、共通テストの英語で高得点をゲットできるノウハウを習得していきましょう!
2020年度の入試からセンター試験に代わり、共通テストが導入されました!
共通テストではセンター試験と形式が変わり、入試対策としてセンター試験の過去問が利用されにくくなってきています。しかし、センター試験の過去問(英語)には英語力向上のための要素が詰まっています!
そこで過去のセンター試験問題を見ていると、並び替え問題がより効果的であると感じています。
なぜなら、並び替え問題では様々な文法の確認から英語の基礎である文構造、熟語、品詞の確認ができるようになっています。
それらのことについて例を挙げながら1つずつ見ていきましょう。
①文法事項の確認
並び替え問題では、文法事項が頭に入っていないと最後まで解ききれないことがよくあります。
例えば、選択肢の中に助動詞(canやmustなど)があったときに、助動詞の後はかならず動詞の原形であることを知っていなければ、動詞が二つあると勘違いしてしまいます。
つまり、並び替え問題を解き、答えを出すためには文法事項が必須であるといえます。
②文構造(構文)
英語力向上の際に、特に効果的である方法の一つとして英語の構文を覚える方法があります。
例えば、「It seems that he is happy.」という一文があったとします。
この一文を覚えることのどこにメリットがあるのかというと、文法事項を一度に複数覚えられるということです。先ほど見ていただいた一文に、重要な文法事項が3つ隠れています。
まず1つ目。It~thatで形式主語という重要文法事項が隠れています。
2つ目に、seemsのsが三単現を表していること。
3つ目として、that節は必ず主語、動詞が続くといった用法もあります。
このように文構造を自分で作ることでその時に利用した文法の確認ができ、構文が覚えやすくなります。
③熟語
熟語とは、動詞と前置詞がセットとなって意味を成すもののことを言います。
つまり、熟語を知っているだけで、並び替え問題ではかなり優位に進めることができます。
例えば、「look forward to Ving~」です。
この単語の組み合わせのセットで「~することを楽しみにしている」という意味を成します。
この熟語を知っているだけで並び替え問題は簡単になるはずです。
つまり、知っている熟語があればあるほど解けます!
また、知らない熟語がある場合は、答え合わせをすることで知識を増やしていけます。
よって、熟語の知識を増やすには最適の方法だと言えます!
④品詞の確認
品詞とは、英単語の区分の基準であり、動詞、名詞、形容詞、形容動詞という風に分けられます。
文法事項を学習する際には意識していなかった品詞の用法までもが並び替え問題では必要になります。
例えば、「とてもクールな男子」と表したい場合、「so a cool boy」と「so cool a boy」のどちらで表現すればよいでしょうか。
正解は「so cool a boy」となります。
なぜなら、soは名詞以外を修飾する副詞であり、語順は<副詞 形容詞 冠詞 名詞>となる単語からです。
この、so=副詞ということは知っていましたか?
しっかり文法書を読み込まなければ分からないはずです。
特に過去のセンター試験の並び替え問題には「そこでるか~」と思ってしまう程に細かい情報まで問題となっています。
細かいと思っても、入試の基本事項なのです。
したがって解いた後には必ず文法書に戻って復習を欠かさずに行う習慣も重要です!
以上、紹介してきたように、センター試験の過去問の並び替え問題には、大学入試(共通テスト)で出てくる英語の重要事項が詰まっています。
皆さんも、入試対策(共通テスト対策含)、英語力向上の際には、センター試験の過去問を利用してみてください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました
江戸塾
講師:石見 潮音