天王寺の塾で中高一貫型授業【江戸塾】
2024/02/22
こんにちは!
江戸塾講師の杉田です
大阪大学工学部に在学しています。
江戸塾の大阪天王寺校で高校生、高卒生、社会人の方に学習指導をしています!
様々な方の学習サポートをするなかで、私がオススメしたい勉強法をお伝えしていきたいと思います!
今回は、高校生の数学勉強法について、高校時代に実際に私がやっていた勉強法をもとに紹介したいと思います!
「数学力は地頭で決まるのだから、数学ができるようになるなんて自分には無理だ。」と思っている方もいると思いますが、大学受験レベルの数学であれば努力でいくらでも太刀打ちできます。
しかし、高校生には大学受験までの時間は限られているので、効率よく適切な方法で勉強していく必要があります。
具体的な勉強方法を紹介するので、ぜひ今日から実践しましょう!
1.基礎力養成
定期テストでも、模試でも点が取れないという人は基礎力を養うことから始めましょう。教科書に載っている問題を解き、授業中の解説や「教科書ガイド」を使って解き方を学びます。教科書ガイドとは、教科書に載っている問題の解答や解説が乗っている参考書で、少し値段は高いですが参考書を売っている書店ならどこにでも売っているので、基礎でつまずいている人で学校の授業も十分理解できていない人は必携の参考書です。教科書の種類ごとに内容が違うので自分が使っている教科書に準拠したものであるかしっかり確認してから購入して使いましょう。
教科書の練習問題と、章末問題までしっかりと解き方を「理解」するように心がけて下さい。よく解法を最初から「暗記」しようとする生徒さんがいらっしゃいますが、基礎問題から暗記に頼ってしまうと応用レベルの問題が解けなくなってしまいます。最初のうちはわからない問題の答えをすぐに確認しても良いですが、その時に、ただ暗記するのではなくなぜその解法が成り立つか「理解」するように心がけましょう。
2.応用力習得
定期テストではある程度点が取れるが、模試になると思ったように点が取れないという人は、基礎力は身についているので、応用力を習得できるように勉強をしましょう。
応用力を身に着けるために必要なのが「チャート式参考書(数研出版)」や「NEW ACTION LEGEND(東京書籍)」のような辞書型の自学自習用参考書です。多くの参考書が数学ⅠA、ⅡB、Ⅲの3つに分かれており、各参考書とも、とても分厚く、「本当にこれを全部やらないといけないのか?!」と戸惑う人も多いです。結論から言うと、東京一工のような最難関代を目指すなら全問題、旧帝大などの難関大学受験生は8~9割、有名私立・上位国公立大学受験生は7割程度、中堅私立・地方国公立大学は6割くらいを目安に取り組んでいくのが良いでしょう。
自分の理解力に合わせてするべき問題量は変わってくるので学校の先生や塾の先生と相談して決めるのが良いと思います。特にチャート式問題集は白チャートから黄、青、赤チャートへと問題レベルがわけられているので白チャート全問題するのと、赤チャートを全問題するのではまったく意味が変わってきます。辞書型参考書を選ぶポイントは「背伸びしないこと」です。学校で配られている場合はそれをすればよいですが、そうでない場合は、「実力にあった」問題集を選んでください。特に、よっぽど数学に自信がある人以外は赤チャートには手を出さないように!!(一般的な東大受験生でも赤チャートは必要ないと言われています。)
チャート式問題集などには各問題にレベルがつけられており、そのレベル分けを目安に、1年生2年生のうちにレベル2~3までの例題を、問題を見てすぐに解法が思いつくレベルにまで演習をしておきましょう。具体的には、授業の進度に合わせて、日々の学校の課題に加えて3~5問、自分のレベルに合わせて解くのがよいでしょう。解答を見ずに答えられたときはすぐ次の問題へ、解答を見ないと解けなかったときは類題をもう一度解いてみましょう。
レベル4~5程度の問題は自分のレベルに合わせて、得意分野や、志望校で頻出の分野を重点的に進めていけばよいと思います。これもレベル1~3までと同じように類題を活用しながら進めていきましょう!
例題を一通り解き終わり、余裕があれば練習問題や発展問題に取り組んでみてください。そうすることで実力の定着度を客観的に知ることができます。練習問題を解き、それでも余裕のある人は「大学への数学(東京出版)」などの参考書を使って知識の補完をしていくとよいでしょう。
先ほど基礎力養成の節で「解法を『暗記』するのではない」と説明しましたが、これも同じで、初めから解法を暗記するのではなく、問題を解き、解法・解説を読むという演習を何回もして、問題の解法とその根拠がすぐに浮かんでくるのが理想です。最終的に「暗記してしまった」としても問題ありませんが、暗記だけで太刀打ちできるほど数学という学問は甘くありません。例え暗記になったとしてもその背景にある理論を理解していることが前提になります。これは数学にとどまらずどんな科目にも言えることですが、あえて、暗記という近道に頼らずにじっくり勉強することによって、後ほど紹介する応用力完成の時に勉強するスピードが変わってきます。この遠回りが最終的に近道になると考えてください。
3.応用力完成
最後に応用力の完成をする方法を紹介します。これは定期テストで十分に点数が取れ模試でも自分の目標点の7~8割くらいの得点が取れるような人、もしくは受験で使う範囲の授業がすべて終わった受験生が取り組んで下さい。そうでない人は、ひとつ前の節で紹介した基礎的な応用力でまだ抜けがあるので、そこを補完してください。受験生で十分な実力がないと感じている人は、受験までの時間も迫ってきて時間もあまりないので、応用力の習得と並行して進めてください。
この段階では、「実践 数学重要問題集(数研出版)」や「標準問題精講(旺文社)」を使って今まで身に着けてきた数学力をアウトプットする練習をしてください。辞書型参考書に比べて問題量が少ない代わりに、一問一問の難易度が高く解説のレベルが高い(ある程度、解法に関する知識がある前提で説明される)ので、基礎と基礎応用力が不十分だと全く歯が立たないと思います。一問一問を丁寧に解き、新しい発見があればその都度自分のものにしてく作業になります。初めのうちは時間をかけながら自分の頭で考えることを重視してください。今まで培ってきた知識の中で解法を作り上げていくことで、本当の数学力が生まれます。受験生の夏ごろから時間を意識して問題を解いてほしいのですが、時間を意識するようになると、どうしても答えを見て解法を暗記するだけの勉強になり、数学力が向上しにくくなります。だからこそ、基礎応用力をそれまでに十分に身につけておいておくべきなのです。
問題の量としては200問以上を目安に解いてほしいと思います。大学入試本番レベルの問題と戦うことになるのでそれまでの学習をしっかりしていてもなかなか歯が立たないということも多いです。一問一問としっかり向き合って数学力を向上させましょう。
4.過去問演習
最後は過去問演習です。受験直前期に志望校の過去問を、時間を計って5年分ほど解きましょう。さらに難関大学を受験する人は1日大問1〜2問ずつ、5年以上前の問題も解いておきましょう。正直この演習は数学力を上げるというよりは、確実に大学に合格するための力を養う練習です。今までの演習で数学力が十分にある人にとっては傾向になれることで、本番緊張して力が出せないといったハプニングを極力抑えることができます。これまでに築き上げてきた数学力を志望校の求める形で発揮し、自分の力を大学に認めてもらいましょう!
以上が大学受験までに必要な数学力を身に着けるための勉強法です。
数学の勉強に近道はありません。
王道こそ一番の近道です。
大学側も表面的な数学力では入学できないような問題を出題してきます。
決して楽に点を稼ごうとせず、日々の演習で理解を深める学習をしていきましょう!!
江戸塾では中高一貫型の授業スタイルを採用しています!
小学生の高学年から中学生の内容を学習し、中学3年生では高校分野の内容に入っていきます!
特に数学は早期学習をすることで高校生になってから、数学力が向上しやすくなります!
中高一貫型の授業についていけるかなと心配する生徒さんもいらっしゃいますが、基礎から学習をスタートしていきます。早い段階から始めることで、細かな知識も定着していけますので、ぜひ江戸塾の中高一貫型学習をスタートしてみてください!
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