「助動詞」の基本的な使い方と例文紹介【江戸塾】
2024/04/25
【助動詞】
こんにちは!
江戸塾講師の石見潮音です。
今回は、助動詞の基礎に関して、紹介を行いたいと思います。
中学生や高校生にはぜひ習得して頂きたい英語の文法項目です!
●働きと形式
助動詞は動詞の原形の前において、動詞を助ける働きをします。
動詞では表せない話し手の気持ちや考えを付け加えることができるのです。
助動詞の基本形<助動詞+動詞の原形>
否定形<助動詞+not+動詞の原形>
疑問形<助動詞+主語+動詞の原形~?>
<助動詞+動詞の原形>は、主語や人称によって変化しないことを覚えておきましょう。
助動詞をマスターすれば、その事実に対し、自分がどう思っているのかを人に伝えることができるようになり、話し手がその事実に対しどう思っているのかを感じることができるようになります!
それぞれの助動詞の基本的な意味をきちんと理解することが重要です。
●will
→訳<意志未来>~するつもりだ、<単純未来>~だろう
willは時制の学習の際にも出てきていた単語ですが、これも助動詞の仲間に入ります。従って、必ずwillの後は動詞の原形になります。
例えば、
I will try harder this year.
(今年はもっと頑張るつもりだ。)
この一文は、意志未来の方で訳され、主語(I)の意思が含まれています。
●can (過去形could)
→訳<能力・可能>~することができる、<許可>~してよい、<推量>~でありうる
否定形は、cannotやcan'tを使用します。
例えば
I'm full. I can't eat any more.
(お腹いっぱいだ。もうこれ以上食べられない。)
☆言い換え表現
可能の訳である「~することが出来る」のcanは、be able to + Vの原形で表すことができます。
※助動詞は、2つ続けて使うことができないので、未来における可能の意味を表す場合には、will + be able to + V を使用しましょう。
例えば、
He can play the guitar.
=He is able to play the guitar.(彼はギターを演奏することができる。)
canは主語の人称や数によって変化しませんが、be動詞は主語の人称や数によって変化します!
・canとbe able to ~時制による変化~
現在形:canとbe able to の両方とも使用することができます。
未来形:canでは表すことができないので、will be able toを使用します。
過去形:1、過去における能力、可能を述べる場合
→ couldとwas/were able toの両方とも使用することができますが、仮定法という文法との混同を避けるためにwas/were able to を用いる傾向があります。
2、過去の(1回だけの)出来事を表す場合
→couldを用いることができないため、was/were able toを用いるか、過去形で済ますようにしましょう。
●may(過去形 might)
→訳<許可>~してもよい、<可能性・推量>~かもしれない
例えば、
It may snow tonight. (今夜は雪が降るかもしれない。)
また、May I ~?「~しても良いですか」は、Can I~?同様、許可を求める表現です。普通、自分よりも立場、社会的地位が上の人などに用いられます。
●must/have to
→訳<強制><命令>(意図して~しなければならない)、<確信のある推量>(~に違いない)
ー例えば、
You must take off your shoes indoors in Japan.
(日本では、室内では靴を脱がなければいけない。)
I have to memorize these English words for the quiz tomorrow.
(明日の小テストのためにこれらの英単語を暗記しなければない。)
☆mustとhave toの違い
mustとhave to を肯定文で使用する際にはほとんど違いがありません。
注意すべきなのは、否定文です。否定文の場合は意味が大きく変わってしまいます。
否定形 | 訳し方 |
must not(mustn't) |
(絶対に)~してはいけない<禁止> |
don't / doesn't have to | ~する必要はない<不必要> |
上の表の様に、否定文になると、mustは禁止を表し、have to は不必要を表すようになります。
訳し方を踏まえた上で次の問題を解いてみましょう!
Must I go now? (今、行かないといけませんか。) に対する答え方はどちらが正しいでしょうか?
A,No, you must not. B,No, you don't have to.
答えは、Bです。
それぞれの訳は、A 「いいえ、行ってはいけません。」 B 「いいえ、その必要はありません。」となります。もしこの質問に対してAで答えてしまうと、禁止の訳になってしまい、Noと否定していることに矛盾してしまいます。
●should/ought to V
→訳<義務・忠告>(~すべきだ)、<推量>(~であるはずだ、(当然)~だろう)
※ought toの否定形は ought not to V notの位置に注意しましょう!
ought toの疑問形はOught + S + to + V ~?
should と ought to の訳し方は同じですが、<義務・忠告>の訳し方の場合、out to Vはshouldよりも改まった感じがするので、shouldの方がよく使われます!
●had better
→訳<強い忠告><命令>(~しないといけない、~しなさい)
個々での忠告は、「そうしないと後で困ったことになる」といった含みがあります。また、会話の際には、ー'd better と短縮されることが多いです。
例えば、
You ' d better watch you language when you speak to older people.
(年上の人と話すときは、言葉遣いに注意しないといけない。)
●推量の助動詞まとめ
最後に、今回紹介した推量を表す助動詞をまとめておきます。
助動詞によって、確信の度合いは変わりますので、下の表でチェックしていきましょう!
確信度合い | 例文(訳) | ||||
---|---|---|---|---|---|
100% | Mike | is | busy | today. | マイクは今日忙しい。 |
must | be busy | マイクは今日忙しいに違いない。 | |||
should | be busy | マイクは忙しくしているはずだ。 | |||
may/might | be busy | マイクは忙しいかもしれない。 | |||
could | be busy | ひょっとしたらマイクは忙しいかもしれない。 | |||
can't | be busy | マイクは忙しいはずがない。 | |||
0% | Mike | isn't | busy | today. | マイクは忙しくない。 |
こちらの表はあくまで目安です。
暗記する際の手助けにしてみてください!
以上で、英語に文法事項である助動詞の解説を終わります。最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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