過去完了形の英文法学習法【江戸塾】

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過去完了形の英文法学習法【江戸塾】

2024/02/24

過去完了形の英文法学習法【江戸塾】

【過去完了形】

こんにちは!江戸塾講師の石見潮音です。

今回は、完了形の中でも、過去完了形について紹介を行いたいと思います。

 

完了形は、大きく分けて、現在完了形、過去完了形、未来完了形に分けることができます。

それぞれ、表すことのできる時制は違いますが、共通点としては、2つの時点を繋ぐことができるという点です。今回紹介する過去完了形は、現在完了形が「今までにどうだったか、そして今はどうか」ということに関わっていたのに対して、「過去までにどうだったか、そして過去ではどうか」ということを問題にします。

 


●訳し方

過去完了形の訳し方の用法は、現在完了形と同様に、継続、経験、完了の3つに分けることができます。従って、現在完了形とセットで覚えていくと良いでしょう。

以下では、動詞の過去分詞形の事を省略し、V,p,pと表すことします。

.継続「(ずっと)~していた、~であった」

継続のキーワードは、

since(~から、~以来) for(~間) How long~?(どれくらい~?)

です。

sinceは後ろに名詞のみを取る事も、S+Vを取る事も可能です。どちらも訳は~以来となりますが、後ろの品詞が変わるという点で注意が必要です。

継続の訳し方について、それぞれ例文で確認をしていきましょう。

・Tom had been in the hospital for a week when I visited him.

(私が、見舞いに行ったとき、トムは1週間入院していた。=トムが入院して1週間経っていた。)

この一文は、過去完了形を用いることで、トムが入院した当初と私が見舞いに行った時の2つの時制をあらわすことが可能になっています。

 

経験「~したことがあった」

経験のキーワードは

once(1回) twice(2回) ~times((3回目以降で)~回)
疑問文と共に:ever(いままでに、これまでに)
否定文と共に:never(1度も~ない、決して~ない)

です。

例文で確認をしていきましょう。

・I had been to Paris three times before I visited it last year.

(私は昨年に行ったときにももうすでに3回パリに行ったことがあった。)

この一文は、「そこを訪れたとき(去年)」には、「それまでに3回パリに行ったことがあった」という内容を表しています。

 

最後の2つのキーワードであるeverとneverは、現在完了形同様、疑問文と否定文の際に活用することができます。

経験の疑問文の場合、

「Had + S + ever + V,p,p ~?」で、「(過去のある地点)までに~したことがありましたか。」という文章になります。

また、経験の否定文の場合、

「S + had + never + V,p,p~.」で、「1度も~したことがなかった。」という文章になります。

 

ⅲ 完了「(その時には)~してしまっていた」

完了形のキーワードは

already (もうすでに~) just (ちょうど~) recently/lately (最近~)
否定文と共に:not~yet(まだ~ない)
疑問文と共に:yet(もうすでに~)

です。

例文で確認をしていきましょう。

I had already gone to bet when you called me.(君が電話をかけてきたときには僕は既に寝てしまっていたんだ。)

alreadyは副詞なので、hadの後に位置します。

 

注意すべきポイントは、yetです。

yetは基本的に文末に位置し、疑問文と否定文でしか使用されません。enlightened

 


 

●大過去の用法

過去完了形は、過去の過去である大過去を表すことができます。

大過去の目的は、2つの出来事の時間差を表すことにあります。

例えば、現在と過去の時間差は現在形と過去形で表すことができるのと同じように、過去の時間差は、過去形と過去完了形で表すことが可能です。

つまり、大過去は、過去のある時よりも以前に起こった事柄を表現するのです。

 

例文で確認をしましょう。

I lost my watch which my father had given  to me two years ago for my birthday .

(私は2年前に父が私の誕生日にくれた腕時計をなくした。)

この一文は関係代名詞whichが使用されており、先行詞であるmy watch を後ろから修飾しています。

つまり、

I lost my watch which my father had given  to me two years ago for my birthday .

時制に注目すると、私が時計をなくした時(I lost my watch)が過去の基準点となっており、それより以前に(two years ago)、父が誕生日祝いにプレゼントしてくれたので、「my father had given  to me~」と、大過去を示す過去完了形が使われています。

 


以上で過去完了形の紹介となります。

過去完了形では、現在完了形との時制の違いを把握し、訳し方、大過去の用法が重要です!

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。smiley

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