数学 文字式の四則計算①【江戸塾】
2024/12/16
こんにちは✨江戸塾です!
今回は皆さんに、文字式の四則計算について解説していきたいと思います。
四則計算とは、「四」という数字が出てくることからも分かるように、足し算、引き算、掛け算、割り算の4つの計算のことを指しています。
この4つの計算を、数字だけではなく文字でもできるように練習していきましょう。
まずは、乗除、つまり掛け算と割り算についてみていきます。
文字式における乗法(掛け算)のやり方のルールは主に3つです。
①記号(×÷は省く)
②数字が先、文字が後
③文字はアルファベット順に書く
除法(割り算)の場合は、これに加え、
④割り算は掛け算に直して、かけられる数を逆数にする
というルールが加わります。
実際に問題を解いてみましょう。
(1) n×(-7)=
nは文字、-7は数字なので、ルール①と②に則ると、
答えは-7nとなります。
(2) 8×(b-c)×(-1)=
まずは数字どうしの掛け算をするので、8×(-1)₌-8
さらにこれを(b-c)と掛けて、-8(b-c)という書き方になります。
「(b-c)」を1つの文字として捉えるのがポイントです。
ちなみにここは、分配法則を使って、-8b+8cとしてもらっても構いません。
(3) 3÷a×b=
④「割り算は掛け算に直して、かけられる数を逆数にする」のルールを適用して、
3×1/a×b=3b/aとなります。
(4) (a-4)÷5÷b=
割り算が2つ以上ある場合でも、やり方は(3)と同じです。
(a-4)×1/5×1/bとして乗法に変換し、
(a-4)/5bとしましょう。
(5) 4÷(-m)÷(-n)
負の数を含む割り算、掛け算では、最初に式の中のマイナスの数に着目しましょう。
マイナスの数が奇数個であれば答えはマイナスになりますし、偶数個であれば答えはプラスになります。
上の(5)の問題にはマイナスが2個あるので、この時点で答えはプラスだと判断できるわけです。
すると、計算段階からマイナスを取ってしまうことができ、4×1/m×1/n=4/mnと答えを出すことができます。
いかがでしたでしょうか?
今回は、文字式の四則計算の乗法と除法について学習していきました。
お伝えした4つのルールをしっかりとインプットし、実際の計算で使えるようにしておきましょう。
次回は加減について解説していきますので、そちらもぜひご覧ください!
ありがとうございました