中学生・高校生の定期試験(中間テスト・期末テスト)の進め方【江戸塾】
2024/06/11
こんにちは!
講師の原です
今回は定期試験前の勉強の進め方についてお話ししていこうと思います。
そもそも試験前と言いましたが、人によってその認識は違うと思います。
テスト範囲が配られてから試験対策をする人もいるでしょうし、およそ2週間前、あるいは1ヶ月前から対策するという人もいるでしょう。
これに決まった答えはありませんが、
基本的には普段の学校での授業を毎回集中して聞き、ポイントや解き方の解釈を自分なりにまとめておくことが最も効果的です。
受験勉強にも言えることですが、どこかの時期から突然勉強をし始める人よりも、日々コツコツと積み重ねている人の方が実力は高くなっていきます。
そうは言っても、遊びに行ったり部活や習い事で忙しかったり、いろいろな事情があると思うので、毎日みっちり勉強することを目標にする必要はありません。
自分が後で見返した時にわかる様にノートを取ることを授業で心がけてください
毎日授業内容を復習できれば理想的ですが、そうもいかないと思うので、いざ自分がテスト範囲の復習をしようと思った時に、ノートを見れば解法を思い出せるというところを目指してください。
テスト勉強を始める時に、計算がメインの一部の理系科目を除けば、
多くの人がテーマごとに公式や時代の流れ、用語などをまとめ、そして覚えていくと思います。
情報をまとめるという作業は結構大変で、ゼロから始めるとなると、テスト範囲にもよりますが、一日かけても全科目を網羅することは難しいです。
下手をすれば完璧に教科書の内容をまとめることに必死になって、演習問題を解くことが全くできずにテストに臨むなんてことになりかねません。
万人にわかりやすいと思われるようなまとめは参考書を見れば良いので、
我々がするべきことは、自分がわかっていないことや、理解した時の思考の道筋などをメモする、あるいは教科書、参考書に書き込むということです。
これを日頃の授業から意識しておけば、ノートとテキストを見ればスムーズに問題演習に進めます。また、授業や宿題で問題を解いていた時に、解き方が思い浮かばなかった問題や疑問は早めに解消しましょう。
塾や学校の先生、友達に聞いてください。
そして、間違えた問題をノートに書き写すか、コピーを印刷するなどして、「どの様に間違えたのか」、「どうやって解くのか」の二つを書き込んでください。
特に、解き方についてはかなり丁寧に書きましょう。先生に答えを聞いた時はわかったのに、家に帰って再度解き直すと解けなくなることはよくあります。
これは間違って理解をしているか、ポイントを忘れてしまっているということが考えられるので、もしそうなれば再度解法の確認をしてもらってください。
そして、何より大切なのは、情報のまとめや暗記に時間を割く時間、これをインプットと言うのですが、
インプットに対して、実際に問題を解く時間のことをアウトプットと言います。
このインプットとアウトプットの比率は、3:7くらいを目指しましょう。
英単語や歴史であれば、黙々と覚える時間よりも、実際にその範囲の問題演習に費やす時間の方を多く取りましょう。計算科目は、公式や例題の解説を読む時間よりも、実際に自分で解く時間を多く取りましょう。
なお、問題の解説を読む時間はインプットよりです。
解説に時間をかけるのはとても大切なことですが、一回問題を解いて解説を読めば終わりではなく、類題を解けるようになるまで計算演習を行うようにしてください。
副教科と呼ばれる音楽や美術などは、正直言って一日あれば十分です。ただ、前日にこれらの副教科以外の勉強もしっかりこなしたいのであれば、2日、3日に分けてコツコツ勉強するのもいいでしょう。
副教科に関しては日頃のノートを丁寧に書いていても、テスト範囲の教科書を読み込まないと点が取れないことがあるので、必ず勉強してくださいね。
まずは日々の授業を寝たりぼーっとしたりせず、しっかり集中して聞く。
そして、テストの2週間前からコツコツまとめ作業を開始し、1週間前にはアウトプットをメインに行えれば良い結果が得られると思います。人それぞれのやり方があるとは思いますが、ぜひ参考にしてみてください!