大阪天王寺の塾で中学受験対策 “分配算” を徹底解説【江戸塾】
2024/05/09
【分配算】
こんにちは!
江戸塾代表の江戸優一です!
今回は、小学生の算数【分配算】の解き方についてお伝えしていきます!
まず、分配算とは…
あるものを配ったり、分けたりするときに、和・差・比などを利用して、それぞれの数量を求める問題 です。
和差算と同様、小学生の算数の範囲でつまずきやすく、中学受験でも出題されるところなので、ポイントを押さえて克服していきましょう!
パターン①
問1
兄弟2人でどんぐりを拾いました。兄は弟の3倍よりも4個多く拾い、2人合わせて80個のどんぐりを拾いました。兄と弟はそれぞれ何個のどんぐりを拾いましたか??
解説
合計の80個から4個を引いた残りは、
【残り】=【弟が拾ったどんぐりの数】+【兄が拾ったどんぐりの数ー4】
兄は弟の3倍よりも4個多く拾っているので、
【兄が拾ったどんぐりの数ー4】=【弟が拾ったどんぐりの数の3倍】
よって、
【80個から4個を引いた残り】=【弟が拾ったどんぐりの数】+【弟が拾ったどんぐりの数の3倍】
=【弟が拾ったどんぐりの数の4倍】
なので、
80-4=76個
76÷4=19個
弟が拾ったどんぐりの数 19個
兄が拾ったどんぐりの数 19×3+4=61個
別解 (中学生の数学で習う方程式でも解くことができます!)
弟が拾ったどんぐりの数を、x個とおくと
兄が拾ったどんぐりの数は、弟の3倍よりも4個多いので、x×3+4=3x+4個と表すことができます。
兄と弟の拾ったどんぐりの合計は80個なので
【兄が拾ったどんぐりの数】+【弟が拾ったどんぐりの数】=【2人の合計】
(3x+4)個 + x個 = 80個
3x+4+x=80
4x=80-4
4x=76
x=19
よって、
弟が拾ったどんぐりの数 19個
兄が拾ったどんぐりの数 19×3+4=61個 となります!
問2
ミカンとリンゴがいくつかあって、ミカンの個数はリンゴの個数の3倍より15個多く、ミカンとリンゴの個数の差は35個です。ミカンとリンゴはそれ俺何個ありますか?
解説
ミカンとリンゴの個数の差:35個から、15個を引くと残りは
【残り】=【リンゴの3倍③】ー【リンゴの1倍①】
=【リンゴ2倍分②】
よって
35-15=②
②=20
①=10個…リンゴの個数
ミカンの個数 10×3++15=45個
別解 (こちらも中学生の数学で習う方程式でも解くことができます!)
リンゴの個数を、x個とおくと
まとめ
ここまで、 小学生の算数【分配算】の解き方についてお伝えしてきました。
分配算での解き方をマスターできれば、方程式(中学生の巣額の範囲)での解き方に挑戦していきましょう!
・算数に苦手意識がある方
・分配算が苦手な方
・中学受験勉強を頑張っている方
などのお役に少しでもたてると幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!