共通テストの傾向&対策~数学編~【江戸塾】
2024/04/30
こんにちは!
江戸塾講師の伊藤美影です!
今回は、夏休みも迫ってきて取り組む方が増えてきたと思われる「共通テスト」についての傾向と対策をお伝えします!
3つ目は数学編です📏
〈傾向(数学ⅠA/数学ⅡB)〉
・時間:70分/60分
・配点:100点/100点
・形式:数と式,図形と計量・データの分析,二次関数・場合の数と確率・整数の性質・図形の性質/三角関数,指数関数,対数関数・微分法,積分法・確率分布と統計的推測・数列・ベクトル
…センター試験ではほとんどの問題が計算の解そのものをマークして回答する形式でした。
共通テストでは同じ形式の問題もありますが、選択肢の中から解答を選ぶ問題が増えています。
選択肢は、多いときには10個あることもあり、さらに選択肢が文章になっている場合もあります。
また、共通テストは1問あたりに読む文章量が多く、長文から必要な情報をピックアップする「読解力」や解法を導く「思考力」、時間内に解答する「スピード」が必要です。
〈対策〉
1.インプット学習・アウトプット学習を併用する
まず初めに行うのは、全分野の基本的な公式を暗記するインプット学習です。
ただ公式を覚えるだけでなく、基本的な問題で公式を使って解答できるよう、反復学習することが重要です。
また、問題・解答にはパターンがあるため、典型的なパターンの解法を暗記することも有効です。
同じような基礎問題で反復練習すると、基礎が定着してきます。
インプット学習を行った次には、アウトプット学習を行います。
アウトプット学習を行う中で、いきなり共通テストの過去問題を解くことはあまりおすすめしません。
インプット学習のみの基礎が定着しないまま共通テストの過去問に取り組んでも、解けずに焦りだけが募る可能性があります。
まずは、どのような問題でどの公式を使うのか、どのような問題で典型的な解答パターンが使えるのかを自分で考え、整理することが重要です。
さらに、問題に対して「どうしてその公式を使うのか」「どうしてその解答パターンを使ったのか」を説明できるようになると、基礎が定着するだけでなく、様々な応用問題に対して論理的に解答できるようになります。
2.時間配分をあらかじめ考えておく
文章量の対策以外にも計算力、戦略的工夫の対策が時間内に問題を解き終えるには必要になります。
そこで、大問ごとに大まかな所要時間の目安をあらかじめ決めておくことが大事になってきます。
また、数学は一度つまってしまうとあとが続かないことが多いので、一度飛ばして別の問題をやってから戻ってくるのというのは戦略の一つになります。
おすすめの時間配分は、下記の通りです。
大問番号 |
時間配分 |
1 |
20分 |
2 |
20分 |
3 |
12分 |
4 |
12分 |
5 |
12分 |
*3~5は3つの中から2つを選択
3.余白の使い方をマスターする
共通テストの数学の問題用紙は計算スペースがほとんどありません。
問題でほとんど余白が埋まっているため、途中計算を整理しにくいです。
余白のことを考えずに計算式を書いていくと、どこにどの計算式が書いてあるのかを見失ってしまいます。
見直しの段階で計算過程を追っていくのに時間を取られるの非常にもったいないため、きれいに余白を使い、一分一秒も無駄にしないようにしましょう。
過去問演習の際には、過去問の参考書などを印刷してできるだけ本番同様のサイズで勉強しましょう。
そうすることで余白の使い方をマスターできます。
ここまで、「共通テスト」についての傾向と対策~数学編~をお伝えしてきました。
この情報が、共通テストの受験を考えている方のお役に立てると幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!