共通テストの傾向&対策~英語編~【江戸塾】
2024/04/30
こんにちは!
江戸塾講師の伊藤美影です!
今回は、夏休みも迫ってきて取り組む方が増えてきたと思われる「共通テスト」についての傾向と対策をお伝えします!2つ目は外国語編です🔤
〈傾向〉
・時間:80分/60分
・配点:100点/100点
・形式:リーディング/リスニング
(リーディング)
センター試験のリーディングでは発音・アクセント、語彙・文法、整序、会話、読解問題と出題内容は多岐にわたっていましたが、共通テストのリーディングではすべて読解問題のみで構成されるようになりました。
この変更により、文法や語彙のような単純な知識問題ではなく、読解問題のような思考力や情報処理能力などの高いレベルが求められるようになりました。
(リスニング)
センター試験のリスニングでは会話かモノローグを聞き取って4択で適切な答えを選ぶという出題形式でしたが、共通テストのリスニングではそのような形式の問題も出題されつつ、聞き取った英文の意味に最も近い英文を選ぶ、出来事を時系列通りに並べ替える、聞き取った情報をもとに資料やノートを完成させるなど、非常に多彩な出題形式となりました。
また、センター試験ではすべての音声が2回ずつ読み上げられていたのに対し、共通テストでは難易度の高い後半の問題はすべて1回しか読み上げられなくなりました。
〈対策〉
1.速読を身につける(リーディング)
共通テストではすべての問題が読解問題なため、より早くより正確に長文を読み解く力が必要になってきます。
そこで、速読を身につけるコツを3つ紹介します。
1)音読する
声に出して読むことで、日本人のやりがちな返り読みを強制的に防ぐことができるため、英語を英語の語順のまま前から読む癖を付けることができます。また、音読する際にCDに合わせて音読すると、読む際のペースメーカーになります。
2)時間を計る
長文を読む際には、読むのにどれだけ時間がかかったのかを毎回計るようにしましょう。時間を計ることで、よりスピードを意識して読解することができます。また、何となく読むスピードを上げるのではなく、計った時間をデータ化することで、自分の成長を明確にすることができ、モチベーションアップにもつながります。
3)同じ文章を何度も読み返す
まずは短い文章を1つ決めて、ひたすらその文章を読み返すという練習をしてみましょう。その際に使用する参考書は、速読用のものでもお手持ちの教科書でも構いません。この練習は地味ではありますが、何度も反復練習することで、だんだんと速読力が身についてきます。
2.語彙力を増やす(リーディング)
読解問題を読むうえで切っても切り離せないのが語彙力です。語彙力というのは単に英単語だけではありません。
語彙力=英単語・多義語・英熟語などがあります。
これら3つのそれぞれの勉強法をお伝えします。
1)英単語
まずは学校で使用している単語帳を必要な範囲まで2周・3周と暗記&チェックを行いましょう。
「1日〇〇個ずつ覚える!」とペースを決めて毎日コツコツ進めていくことが大切です。
2)多義語
英単語には、簡単に思えても複数の意味を持つ「多義語」が数多く存在します。
こうした多義語については、特に注意しておく必要があります。
有名な単語帳であれば、巻末などに多義語がまとめてありますのでもれなく暗記しておくといいでしょう。
3)英熟語
単語の意味だけでなく、熟語も抑えておくとさらに心強くなります。
熟語は文章中の中での、使われ方と一緒に覚えていく方法をお勧めします。
熟語帳やnext stageを利用するのをお勧めします。
3.復習を大切にする(リスニング)
リスニング力をつけるためには、日々リスニングを続けることが重要です。
しかし、ただ漠然とリスニングの練習問題をこなしているだけでは非効率的です。
問題演習を行なったら、そのスクリプトの英語を読み、スクリプトを見なくてもスクリプト通りに聞こえるようになるまで何度も音源を聞き直しましょう。
すると、一度や二度聞いただけでは聞こえなかった部分が何度目かで自然と聞こえるようになり、自分の聞き方の癖や、なぜ聞こえなかったのかが見えてきます。
ここまで、「共通テスト」についての傾向と対策~英語編~をお伝えしてきました。
この情報が、共通テストの受験を考えている方のお役に立てると幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!