京都の塾・予備校で高校生の英語対策【江戸塾】

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江戸塾ブログ

京都の塾・予備校で高校生の英語対策【江戸塾】

2024/02/01

★高校生のための英語学習法★

大学受験を見据えた早期学習を!

<難関大学受験を視野に入れた中学生高校生の英語勉強法>

こんにちはlaugh

江戸塾講師の杉田です。天王寺校・梅田校・烏丸校で中学生高校生を中心に英語や数学を教えています。
九州の大分県出身で今は大阪大学工学部の1回生です。
地元大分から出てきてまだ3か月弱ですが、大阪での暮らしに少しずつ慣れているところです。

 

今回は、私のオススメする難関大受験(旧帝大:東京大・京都大・大阪大・北海道大・東北大・名古屋大・九州大、や一橋大、東工大、神戸大、早稲田大・慶応大など)を視野に入れた高校生の、英語勉強法について紹介したいと思います。
今回は高校入学前から高校1年生の話を中心にしていこうと思います!

 

  ~高校入学前~基礎確認期~

・全分野

 中学校で習ったレベルでは一切抜けがないようにしましょう。
高校に入ってから、中学英語を復習する暇などありません。
高校受験を経験した人は問題ないと思いますが、中高一貫校などの人は復習する機会が少ないので意識して高校内容が始まるまでに全範囲を確認しておきましょう。
単語は中学レベルにとどまらず、高校レベルにも積極的に挑戦していきましょう!

 

~高校1年生~基礎構築期~

  ・文法

高校1年生が英文法の勉強としてやるべきことは高校範囲の基礎文法事項をしっかりと身に付けることです。
多くの進学校では高校の英文法の範囲を高校1年生のうちに終わらせています。
中高一貫の学校だともっと早く終わっていることもあります。
そのようなライバルたちと大学受験で互角に戦うためには、彼ら彼女らに高校レベルの文法力で差をつけられないことです。
中学校で習う英文法に比べて高校で習う英文法は範囲が非常に広くなります。

難関大を受験するためにはその一つ一つをおろそかにしないことが重要です


センター試験から共通テストに変わり、文法事項を直接問う問題は少なくなりました。
しかし、最近の大学入試では英文法の力を直接試すために、英作文の配点が上がっている傾向にあり、実際に2021年度の九州大学の英語では前年度200点満点中57点だった英作文の配点が40パーセントという大幅増加の80点になりました。
高校1年生で習う英文法はライティングで非常に頻出の事項なのでEvergreenやBreakthroughなどの文法書で学習を進め、Next stageなどの問題集で逐一知識を確認するようにしましょう。

 

  ・単語

 単語の勉強法は高校1年生でも、高校2年生でも高校3年生でも変わることはありませんし、だれもが、個人でコツコツと勉強を進めていける精神力があるかを試されます。
とにかく早く、多くの単語を覚えるべきです。大学受験で必要な英単語数については諸説ありますが、だいたい1年間で1000~2000語を目安に、自分のレベルに応じて取り組むとよいでしょう。
前述の英文法の力がいくらあっても、単語レベルが低ければ英文は全く読めません。
難関大を受験する方は1年生のうちに共通テストレベルの単語は覚えてしまいましょう
英単語は一つの決まったやり方で覚える必要はありません。
江戸塾でも実際にどうやって単語を覚えればよいのか紹介していますので是非参考にしてください。

 

・長文読解

 長文読解は大学受験の最重要分野であり、すべての英語の学習分野のなかで最も力をつけるのに時間がかかる分野です。
しかし、あまり早い段階から難しい難関大向けの文章を読んでも内容・英語力ともに高度すぎて挫折するだけです。
そこで高校1年生の皆さんは簡単な題材でよいので毎日英文に触れるようにしましょう。
少し大きな本屋さんに行けばOxford社などが出版している洋書があります。
外国語を母語とする人向けに再編されたものもありますが、日本人向けに作られているわけではないのでネイティブの表現に近いのが特徴です。
最近では英語の試験問題文を大学の教授などが自作することもあるようですが、難関大では今でも多くの大学で英論文からそのままの引用がされているケースが多いので、英語圏の人が書いた英語に触れることが非常に重要です。
日本の書店に並ぶ洋書はCEFR(セファール)という国際的な英語力の指標に合わせてレベル分けがされていることが多いので、まずは一番レベルの低いA1レベルから手に取って毎日読んでみてください。
慣れてきて、日々の学習で培った単語力があがってきたら、どんどんレベルの高いものを読んでみましょう。

 

そしてもう一つ、高校1年生のうちからやっておくべき長文の勉強法として、「音読」があります。英語の勉強法の話をするときに音読の話をしない塾講師はいないのではないでしょうか。学校や塾で扱った英文を必ずその日のうちに音読するようにしてください。
その英文がしっかり理解できていれば、1回音読しただけでだいたいの内容が頭に入ってくると思います。
しかし中途半端な理解だと音読しても英文の内容が頭に入ってきません。
高校1年生であれば、その英文の知らない単語を確かめて、すらすらと読めるレベルにまで音読を繰り返せば十分でしょう。
具多的な音読の勉強の仕方は後日また紹介したいと思います。

 

  ・英作文

 文法の学習の項目でも触れましたが、最近の大学入試では今まで以上に英作文が重要視されてきています。
大学入試の英作文は大きく分けて「和文英訳」と「自由英作文」の2つに分かれています。
「和文英訳」とは、与えられた日本語を英文に直すこと、「自由英作文」は与えられたテーマや題材について、自分の考えを英語で書くものです。
1年生のうちは単語をつづりまでしっかり覚えることや、頻出の表現”so that構文”や、”it is ~ to”構文を使えるようになりましょう。
基本例文の暗記も重要です。自由英作文、和文英訳ともに、自分の使える英語の表現で英文を書き上げる必要があるので、途中で文を終えてしまったら、点はもらえない可能性があります。
表現がわからず文章を書くのを途中であきらめて、点を大幅に失うなんてことにならないように、基本例文などで自分の使える表現を増やしましょう。
基本例文というのは英作文頻出の表現が詰まっています。めんどうくさがらずにまじめに覚えて書いていく!!ただそれだけです。徹底して継続していきましょう!

  

  ・リスニング

 大学受験のリスニング対策で必要なことは、「聞く」ことよりも「話す」ことです。
自分で発音できない音を聞くことはできません。
まず、単語はカタカナ読みで覚えるのではなく、単語帳の発音記号や付属CDを活用して正しい発音で覚えるようにしましょう。
それに加えて、オーバーラッピングやシャドーイング、ディクテーションを活用しましょう
オーバーラッピングやシャドーイングは聞いた英語を自分の口で、ディクテーションは文字で表す作業です。
どれもリスニング力を向上させるのに非常に有効なので日々の学習の合間で1日15分を目安にやってみましょう。
実はリスニングの練習は、ほかの分野の学習にも大きく貢献します。
リスニングでは聞き取る速さを話者に合わせるのでゆっくりと理解する余裕がありません。
速読の学習につながります。
また、スピーキング力もリスニング力に比例して伸びていきます。
難関大本番の入試での配点はあまり大きくない傾向にありますが、ただ聞くだけでも英語に触れる時間を増やしており、学習効果も大きいので、ぜひ楽しんでリスニングの練習をしていきましょう。

 

今回は難関大を目指す高校1年生の英語勉強法を中心に紹介しました。
多くの高校1年生は大学受験の全体像がまだまだ分からないと思いますが、高校1年生のうちに基礎力をしっかりつければ、高校2年生そして受験生になってもあせることはありません
未来の自分のために今できる勉強に励んでいきましょう!

 

江戸塾講師杉田