中学3年生の国語~過去問活用法~【江戸塾】
2024/05/16
こんにちは!
江戸塾講師の伊藤美影です!
今回は、高校受験を間近に控えた中学3年生に向けて高校受験対策として国語の過去問題の活用方法をお伝えしていきたいと思います!
〈傾向を掴む〉
過去問題を5年分ほど解くと「あれ?この問題パターンなんか見たことある」とか「資料から読み取るタイプの問題が多いな」といった、私立高校や都道府県ごとの出題傾向が見えてきます。
出題傾向が分かれば、「毎年、接続詞を当てはめる問題が出ているから、接続詞の意味と使い方を勉強しておこう」といったように、対策をとることができます。
国語に限らず、どの教科においても出題傾向はあるので、過去問を解いて出題傾向を掴みましょう。
〈時間配分を意識する〉
まず、その学校の試験時間内で問題を解いてみましょう。
過去問をやる目的の1つは、入試問題の様子を知り、本番での手順や時間配分を考えることです。
そのためには条件を揃えてやってみなければなりません。
そうすると、特に最初のうちは時間が足りなくなることが多いでしょう。
手付かずの問題が残ってしまったときは、制限時間までに解いた部分を採点の対象にすることにして、残りの部分も得点外ということで解いてみるようにしましょう。
過去問は受験勉強の教材でもあるので、制限時間が過ぎてやらずに終わるということはないようにしましょう。
〈繰り返し解く〉
過去問を解く際には、毎回違う年度の問題を解くのではなく、同じ年度の問題を繰り返し解くようにしましょう。同じ年度の問題を2~3回解いておくと、苦手な箇所を克服できたか、忘れていることはないかなどを把握しやすくなります。
しかし、すぐに同じ年度の問題に取組むと、解答を覚えている可能性があるため、数週間ほど期間を空けてから解くことをおすすめします。
〈解答を分析する〉
過去問題を解き終わったら、採点して「どこが正解していたか」だけを確認するのではなく、自信をもって正解した問題、偶然正解した問題、解けたつもりだったのに間違えた問題、わからなかった問題の4つに分けましょう。
自信をもって正解した問題以外は、今後も似たような問題が出題された場合に解けない恐れがあるので復習の対象にします。
このように、解き終わった問題を分析すれば、今の自分に何が足りないのかを確認することができるのです。
〈正解の根拠を突き詰める〉
国語の問題では、出題されている長文や素材文を徹底活用することが重要です。
特に素材文では必ず正解の根拠を探すようにしましょう。
国語の苦手な方にありがちなのが、文章をよく読まずに感覚で答えてしまい、解答・解説を読んで、「ふーん、正解はこれなのか」と何となく納得するだけになってしまうことです。
文章の中に正解となる根拠を探しにいくという癖をつけないと、読解力はついてこないのです。
ここまで、中学3年生に向けた国語の過去問題の活用方法をお伝えしてきました。
この情報が、現在中学3年生の方やこれから中学3年生になる方のお役に少しでもたてると幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!