【高2化学】「酸と塩基の中和反応」とは?仕組みと計算を解説!【江戸塾】

query_builder 2025/06/17
【高2化学】「酸と塩基の中和反応」とは?仕組みと計算を解説!【江戸塾】

こんにちは!江戸塾です✨

今回は、高校2年生で学ぶ化学の中でも大切なテーマ、「酸と塩基の中和反応」についてわかりやすく解説します。

化学がちょっと苦手…という方でも大丈夫!日常生活に関わる具体例も交えながら、一緒に学んでいきましょう。

 

1. 酸と塩基ってなに?

まずは、「酸」と「塩基」の正体から確認しましょう。

  • 酸(さん):水に溶けると 水素イオン(H⁺) を出す物質
    例:塩酸(HCl)、硫酸(H₂SO₄)、酢酸(CH₃COOH)など

  • 塩基(えんき):水に溶けると 水酸化物イオン(OH⁻) を出す物質
    例:水酸化ナトリウム(NaOH)、アンモニア(NH₃)など

 

✅ ポイント:
酸と塩基はそれぞれ「すっぱい」「苦い」といった性質を持ちますが、反応させると…?

 

2. 中和反応とは?

中和反応とは、酸と塩基を混ぜることで お互いの性質を打ち消しあい、水と塩をつくる反応のことです。

 

代表的な反応式:

HCl(塩酸) + NaOH(水酸化ナトリウム) → NaCl(塩) + H₂O(水)
  • HCl が酸、NaOH が塩基

  • NaCl は食塩と同じ!

 

✅ この反応で、酸性やアルカリ性の性質が打ち消され「中性」になるんです。

 

3. 中和反応の基本計算(モル計算)

中和では、出てくる H⁺の数とOH⁻の数 がちょうど釣り合うことが大切です。

 

例題:

「0.1 mol/L の HCl を 25 mL 用意しました。これを中和するのに必要な 0.1 mol/L の NaOH は何 mLですか?」

 

解き方:

  1. HClのモル数:
     0.1 mol/L × 0.025 L = 0.0025 mol

  2. 中和には同じモル数の NaOH が必要 → 0.0025 mol

  3. NaOH の必要な体積:
     0.0025 mol ÷ 0.1 mol/L = 25 mL

 

4. 中和滴定ってなに?

中和滴定は、酸や塩基の濃度を調べるための実験方法です。

  • ビュレットという細い管から、濃度のわかっている液体(例:NaOH)を少しずつ加え…

  • 指示薬(フェノールフタレインなど)で中和点を判断!

  • 加えた液の量から、相手の濃度を計算できます。

 

🎯 これは定期テストにもよく出ます!

 

5. 実生活でも大活躍!中和反応の身近な例

✅ 胃薬

胃酸(塩酸)を中和するために、**炭酸水素ナトリウム(重曹)**などの塩基が使われています。

✅ 洗剤

油汚れ(酸性)を中和して落とすのに、アルカリ性の洗剤が活躍!

✅ 農業

酸性になりすぎた土壌に、石灰(アルカリ性)を加えて中和し、作物が育ちやすい環境に。

 

✏️ まとめ

用語意味
水に溶けてH⁺を出す物質
塩基水に溶けてOH⁻を出す物質
中和反応H⁺とOH⁻が結びつき水と塩をつくる反応
中和滴定酸と塩基を使って濃度を測定する実験手法

 

📌 おわりに

「中和反応」は、高校化学の基本でありながら、身近な生活にも深く関係しています。

理解のコツは、「H⁺とOH⁻が結びついて水になる」イメージをつかむこと。

学校で使っている教科書でもう一度復習し、練習問題を解いて定着させていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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