共通テストの傾向&対策~理科編~【江戸塾】
2024/04/30
こんにちは!
江戸塾講師の伊藤美影です!
今回は、「共通テスト」についての傾向と対策をお伝えします!4つ目は理科編です🔬🔍
〈傾向(理科1/理科2)〉
・時間:60分/60分or120分
・配点:100点/100点or200点
・形式:A物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2科目選択
B物理・化学・生物・地学から1科目
C物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2科目&物理・化学・生物・地学から1科目
D物理・化学・生物・地学から2科目
…理科科目はセンター試験から共通テストに代わったことによっての大きな変化はありませんでした。しかし、注意すべき点は”選択問題がなくなった”ということです。
センター試験では、化学・生物では大問6大問7から1題選択、物理・地学では大問5大問6から1題選択でした。
共通テストではそれがなくなり、全大問が必答になります。
そのため、選択問題の一方のみを勉強するなど、分野で勉強の偏りがあってはいけません。
また、これは理科の科目に限らずすべての科目にいえることですが、センター試験から共通テストになって思考問題が増加しました。
理科の化学においては、教科書には記載されていない反応や現象などを、基本的な知識を組み合わせて解く問題が出題され、地学においては、探究活動に関わるレポート形式の問題が出題されています。
このように単に用語を問うような形式の問題は少なく、選択肢が文章となっていて、その正誤を判定する形式のものも多くなっています。
〈対策〉
1.教科書のコラムや図説を活用する
共通テストでは教科書にない題材に対し、実験から考察するという出題がみられました。こうした問題は示された実験結果と、自分自身で身につけた知識事項や解法を結びつけて正答を導く必要があります。日々の学習で多くの問題に触れ、さまざまな角度から学んだ知識や解法を応用する練習を重ねましょう。教科書のコラムや図説を活用し、多くの題材に触れることも効果的です。
2.一問一答で基本を確認する
「〇〇基礎一問一答【完全版】」を一問一答では利用することをおすすめします。
一問一答形式で問題の右側に解答が掲載されており、赤シートを使った勉強ができる問題集です。
通学中の電車の中や休み時間など、隙間時間にもサッと取り出して使うことができます。
教科書や大学入試の過去問データに基づいて構成されており、共通テストの勉強のみでなく、私立大学入試などにも対応しています。
基礎の範囲を超えた解説やコラムも充実しており、使い込むことで理解を深められるでしょう。
また、語句の重要度が三段階の星で示されているので、優先順位をつけた学習が可能となります。
3.全範囲の基本を抑える
共通テストでも「教科書を中心とした基本的な化学知識」が重要であることに変わりはありません。
センター試験同様に、基本事項や知識を確認する問題も多数出題されています。
また難易度の高い問題も基本知識の組み合わせによって解くため、やはり基本的な知識は最重要なのです。
ただし、用語や定義、法則を丸暗記しても実践で使える知識にはなりません。
暗記する事項の一つひとつが「何を表しているのか」「つまり、どういうこのなのか」を理解しながら覚えていくことが重要です。
また、苦手な分野は解かないという方法もありました。
しかし、先ほど述べたように共通テストでは選択問題が廃止されたため、すべての分野を勉強し、解けるようになる必要があります。
そのためにも基礎をしっかり身に付けましょう。
ここまで、「共通テスト」についての傾向と対策~理科編~をお伝えしてきました。
この情報が、共通テストの受験を考えている方のお役に立てると幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。