こんにちは✨江戸塾です。
今回は、「数学」を学習しはじめる際の心構えについてお話ししていきます。
「国語」「理科」「社会」といった科目は中学校でも引き続き同じ名称が用いられる一方、小学校で「算数」と呼ばれていた科目は中学校から「数学」へと変わります。
「算数」と「数学」では、扱う内容はもちろん、その性質が大きく違ってきます。
例えば、算数では代金の計算や速度の計算など身近なものに関連した具体的な問題を扱うことが中心でしたが、数学では方程式や図形問題といった抽象的な問題が多くなります。
それによって、自ずと問題の難易度も高くなり、算数は得意だったのに数学は苦手になってしまった、という生徒さんも珍しくありません。
この「抽象化の波」に、いかにして対応すればよいのでしょうか。
まずは、どの単元でも「なぜそうなるのか」しっかりと理解することが大事です。
本質を理解せず、なんとなく公式を暗記したり、問題を解くための手順を覚えたりするだけだと、後々つまづいてしまう可能性が高いです。
例えば、「移項」であれば、ただ単に「左辺から右辺に項を移すときは正負を反対にする」と形式的に覚えるだけでなく、「両辺から同じ数を引いても等式は成立したままである」という本質を押さえておきましょう。
内容の性質が異なると言っても、抽象は具体の延長上、「数学」は「算数」の延長上にあります。つまり、「数学」で学ぶ知識の基礎は「算数」の中に散りばめられているのです。
中学校に入って方程式というものを学んだ際、どこか見覚えがあると感じた人もいるかもしれません。
実は、小学校の「算数」において、□などの記号を用いて方程式と同じようなことをしているのです。□の部分をxやyといった文字に置き換えたものが、中学校で学ぶ方程式なのです。
そのため、中学校で数学が分からなくなったときは、数学の基礎である小学校の算数の内容を復習してみるのがよいと思います。
最後になりますが、中学1年生の数学というのは、これから中学、高校と6年間学ぶ内容の基礎となるものです。
良いスタートダッシュを切るためにも、基礎固め、小学校の算数の内容をしっかり理解しておくようにしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
受験・医療専門予備校 江戸塾 京都烏丸校
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