中２英語～動名詞と不定詞を習得しよう～【江戸塾】

こんにちは！

江戸塾講師の伊藤美影です！

 

今回は、中学2年生で英語を学ぶ上で習得して欲しい「動名詞と不定詞」についてお伝えしていきたいと思います！

 

動名詞と不定詞は同じ訳し方があったり、言い換えができたり、だけど言いかえできない表現があったりと複雑に関係しています。
しかし、動名詞と不定詞をしっかり理解し、習得することができると英語の表現の幅が広がります！

 

〈動名詞と不定詞の性質の違い〉

動名詞と不定詞の名刺的用法は、どちらも「～すること」という意味を表すため、混同してしまいがちです。
そこで、動名詞と不定詞を使い分ける必要があります。動名詞と不定詞の性質の違いとしては、動名詞は「現在または過去について何かするという動詞につく傾向(過去について話すときに使う)」があり、不定詞は「これから何かの行動をとろう、何らかの状態になろうという意思や感情を表す動詞に付く傾向(「未来」について話すときに使う)」があります。
このように動名詞と不定詞には同じ訳でも過去と未来をそれぞれ表しているという区別があるため、その違いを抑えましょう。

 

例）She remembers visiting the library.

　　彼女は図書館に訪れたことを覚えている。

　　→すでに訪れた(過去)ため、ここでは「visiting」という動名詞が使われる

 

Remember to visit the library.

　　図書館を訪れることを覚えておいてください。

　　→まだ訪れていない(未来)ため、ここでは「to visit」という不定詞が使われる

 

〈動名詞と不定詞の使い分け〉

動名詞と不定詞はどちらも、「～すること」という同じ意味を表すことができますが、はじめに述べたように、動名詞しか使えない場合や不定詞しか使えない場合があります。

 

１．動名詞のみ

動詞によっては、目的語として動名詞しか使えない場合があります。

mind~ing：～するのを気にする

enjoy~ing：～することを楽しむ

gine up~ing：～することを諦める

admit~ing：～したことを認める

finish~ing：～し終える

escape~ing：～するのを免れる

put off~ing：～するのを後回しにする

stop~ing：～するのを止める

＊頭文字をとって、「megafeps(メガフェップス)」と覚えるのをおすすめします！

 

２．不定詞のみ

動詞によっては、目的語として不定詞しか使えないものもあります。

decide to~：～することに決める

plan to~：～する予定だ

want to~：～したい

hope to~：～することを望む

need to~：～する必要ある

 

３．動名詞と不定詞で意味が異なる場合

　　動詞によっては、目的語として動名詞を使うか不定詞を使うかで意味が異なるものがあります。

　　stop~ing：～するのを止める

    stop to~：～するために止まる

    try~ing~：試しに～する

    try to~～しようとする

    forget~ing：～したことを忘れる

    forget to~：～することを忘れる

 

〈動名詞の勉強法〉

１．進行形か動名詞かの区別

　　進行形も動名詞も、動詞の原形＋～ingという形をとります。
形は同じですが意味も働きも違うので、ing形の動詞が文中に出てきたら、まずどちらであるかを判断しましょう。

 

２．文章中での役割

　　文章中に出てきた動詞のing形が動名詞であると判断出来たら、その動名詞が文章中でどんな役割を担っているのか考えてみましょう。

〈不定詞の勉強法〉

１．名詞的用法

　　パターンによってto＋動詞の原形のひとかたまりが持つ意味が明確に異なります。
名詞的用法は不定詞が名詞の役割を持ち、名詞＋be動詞＋形容詞の英文の名詞部分を不定詞に書き換えることもできます。
英文の中のどこに名詞が使われているか意識すれば、to不定詞の名詞適用法の使い方は理解可能になります。

 

２．形容詞的用法

　　英文では2語以上使った修飾文は必ず名詞の後ろに置かれます(1語の修飾文は「語」・2語以上の修飾文は「句」)。
そのため、形容詞的用法はto＋動詞の原形を使った2語以上の修飾文になるので、絶対に説明対象の名詞よりも後ろに置かれます。

　　＊名詞＋to＋動詞の原形、something(代名詞)＋to＋動詞の原形といったかたまりでto不定詞の形容詞的用法を覚えるのも1つの手です。
ただし、somethingなどの不定代名詞(thing/body/oneで終わる単語)だけは修飾語「語」であっても後ろに形容詞が回されるため、代名詞＋修飾語＋修飾句の形になる点は注意が必要です。

 

３．副詞的用法

　　副詞的用法は動詞や形容詞を修飾する不定詞の使い方です。
副詞的用法の不定詞は、語順的に動詞や形容詞の後ろに置かれます。
副詞的用法を勉強する上でのコツとしては、①動詞を修飾する形と②形容詞を修飾する形の用法たちを区別できるようにしましょう。

 

ここまで、中学2年生で英語を学ぶ上で習得して欲しい「動名詞と不定詞」についてお伝えしてきました。
この情報が、現在中学2年生の方やこれから中学2年生になる方のお役に少しでもたてると幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました！