【国語】現代文キーワード「イデオロギー」について【江戸塾】

query_builder 2025/04/21
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【国語】現代文キーワード「イデオロギー」について【江戸塾】

こんにちは✨江戸塾です!

今回は、現代文キーワード「イデオロギー」について解説していきます!

 

基本的な意味

「イデオロギー(ideology)」は元々、思想体系観念の枠組みを指す言葉で、特定の政治的・社会的立場を支える価値観や信念のことを指します。

現代文(特に評論文)では、単なる「思想」というより、個人や集団の思考・行動を無自覚に方向づけてしまう価値観や信念の枠組みという、やや批判的・否定的なニュアンスで使われることが多いです。

具体的な使用例を見ていきましょう。

 

例1:政治・社会批評での使い方

「この政策は中立を装っているが、実際にはあるイデオロギーに基づいている。」

 

例2:日常生活への影響を指摘する場面

「私たちの消費行動すら、ある種のイデオロギーに規定されている。」

 

経済活動や生活の選択も、無意識のうちに特定の価値観に支配されていることを示しています。

また、イデオロギーを掲げて非現実的な事柄や抽象的で曖昧な事柄ばかりを述べる夢想家たちのことを「イデオロジスト」と言ったりもします。

 

現代文におけるキーワード的な使い方

現代文で「イデオロギー」が登場する場面では、次のような文脈がよく見られます。

  • 「中立/客観」とされるものへの批判(それもイデオロギー的だ)

  • 普遍的・自然だと思われている価値観を相対化(それはある社会に特有のイデオロギー)

  • 無意識に染みついた思考の枠組みに気づかせる議論

 

まとめ

項目 内容
語源的意味 思想体系、観念の枠組み
現代文での意味 思考や行動を方向づける信念体系(しばしば無意識的)
ニュアンス 批判的・相対的視点で使われることが多い
用例 政治・経済・メディア・日常生活など広範囲にわたる

 

「イデオロギー」という言葉はもともと「主義・主張」という肯定的な意味を持っていますが、それを推し進めすぎると「凝り固まった考え方」という否定的な意味合いに変化します。

わたしたちは普段、「イデオロギー」的な考え方について意識することはあまりありません。

しかし、現代では、テレビ、新聞、ラジオ、インターネット、SNSなどを通してたくさんの情報に触れることで、知らず知らずのうちに「イデオロギー」を持つようになっているものです。

あるものに対する筆者の考え方は肯定的なのか否定的なのか、現代文の文章を読むときには、常にそれを意識しながら読むようにしてみましょう!

 

以上で、現代文キーワード「イデオロギー」についての解説を終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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