国語の読解力を鍛えるために必要なこととは?【江戸塾】
国語の読解力を鍛えるために必要なこととは?【江戸塾】
こんにちは!
今回は、国語の文章読解の学習方法についてお話ししたいと思います。
国語、特に現代文の文章読解力は、どうすれば身に着くのでしょう?
国語学習のすべての大元となるのは、ずばり「書いてあるとおりに読む」ということです。
そんなことは当たり前、言うまでもなく誰でもできるのでは? と思われるかもしれません。
ところが、これが意外と難しいのです。小学生、中学生、高校生、どの年代でも、この「書いてあるとおりに読む」ができていない人は少なくありません。
ここでいう「書いてあるとおりに読む」は、具体的には以下の5つのポイントに分けられます。
- できるだけつっかえたり戻ったりせずに読む
- 助詞や助動詞を飛ばしたり勝手に言い換えたりせずに読む
- 読点、句点でしっかりと区切って読む
- 物語文であれば地の文と台詞、論説文であれば地の文と引用文など、文と文の境目が分かるように読む
- その文章を見ていない人が、その音読を聞いて内容を理解できるように読む
それでは、ここで一度やってみましょう。
学校で使っている国語の教科書、本棚を見て目についた1冊、机の上にある雑誌や新聞、近くにあるものでいいので、そこに書いてある文章を音読してみてください。
どうですか? 5つのポイントを押さえながら、書いてあるとおりに読めましたか?
実際にやってみると分かりますが、5つのポイントすべてを意識しながら音読するのはなかなか難しいと思います。
黙読でも同じです。「黙読だったら読める」という人もいるかもしれませんが、音読でできないことは黙読でもできていないことがほとんどです。
声に出さないぶん分かりにくいですが、読んでいるつもりでも実際には「文字の上を目が滑っているだけ」ということもあります。
では、なぜ「書いてあるとおりに読む」ことが重要なのでしょうか?
理由は1つ。文章の内容を理解するためです。
当然ですが、文章を「書いてあるとおりに読む」ことができないのにその文章を正しく理解することはできません。
文章を正しく理解できなければ、設問に対して正しい答えを導き出すこともできません。
つまり、「書いてあるとおりに読む」ことができて初めて、国語の点数は上がっていくのです。
この「書いてあるとおりに読む」力は、中学、高校と扱われる文章が難しくなればなるほど重要になってきます。
そのため、小学校で扱われるような比較的分かりやすい文章でも、1回は声に出して読んでみるようにしましょう。
簡単だからといって、問題だけ解いて次に進んでしまうのはもったいないです。
少しずつレベルをあげながらたくさんの文章に触れていくことで、文章読解の力は徐々に鍛えられていきます。
どの科目でも一朝一夕で成績が上がることはありません。
時間がかかるからこそ、目標とする定期試験や入試を見据え、さっそく今日から取り組んでいきましょう
受験・医療専門予備校 江戸塾 京都烏丸校
住所:京都府京都市中京区三坊西洞院町565 ラフィーネ御池 508
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